2009年7月22日水曜日

さらに気分を変えて

こんなブログ始めました。何を考えているか、自分でもわからないところがありますが・・・

2009年6月8日月曜日

少し気分を変えて

今後しばらくは、こちら「3WKアンダーグラウンドラジオを聴きながら」に書いてみます。


よろしくお願いします。

2009年3月13日金曜日

細野真宏を首相に

なんとなく、これからのトレンドかなと。

2009年3月12日木曜日

無題02







2009年3月4日水曜日

2009年3月2日月曜日

過去の日記

2006年の自分の日記を読み返して、気づいたこと。

そのときの問題は、全て、うやむやにされ、論点が変えられ、さらに悪化しているということ。

良い方向に行く可能性のあった動きは、完全に無視されたということ。

自分で書いたことの大部分は、読み返さないと思い出さないということ。

2009年2月24日火曜日

アメリカは、原発から原爆集中へ

(ブログ「こずかい帳」からのヒント)

原子力は、発電に使えば(事故発生や安全対策の膨大なコストを考えると)全く非効率だが、 爆弾にすれば、国家のパワーを、最も効率的に増大できる。ウランの有限性も鍵だ。

2009年2月17日火曜日

フェアトレードはフェアなの?

ふと、フェアトレードで輸入しているものは、生産地を貧困に固定する、経済構造固定要素が強い産物ばかりではないかという疑問。

ネパールの援助をうたうシャプラニールの品々も同様。

あんなもんばっかり小さな規模で作ってて、どうやって儲かるんだよ。

本当に彼らの国が豊かになる道を考えているんだろうか。


ユヌスのように金融や通信の網を拡大することを狙うとかなら、その意図はわかる。

しかし、先進国の多くの活動は、施す側に立ち続けることの言い訳でしかないのではないだろうか。たぶん、意識していないと思うけど。

MOTTAINAI? 馬鹿なことやらせるなよ。

誰だ、中川昭一君のグラスに目薬入れた奴は?

まあ、G7で何か決まるわけでもないし・・・。

コメディー国家建設ということなら、急激な景気回復の可能性もあるのでは。

バカ内閣で世界を笑わす。・・・これなら歴代で最もりっぱな内閣になれる。

ところでここ2年くらいの間に、自民党に起こっていることを、ずっと振り返ってみると、これも罠じゃない?

自民党に何の思い入れもないけど、不自然と思いません?

2009年2月14日土曜日

『弱小市民が大資本に潰されずに生きる方法を、北朝鮮の外交に学ぶ』

新企画です。

本なのか、何なのか知らないけど・・・

原子力 VS 太陽光

ほんとうは「VS」ではないかも知れませんが、
単純な文脈に放り込みたいと思っています。


今月の記事のごく一部ですが、こんなに・・・

★原発推進派、というか、原発利権、本気です。

敦賀原発1号機、11年以降も運転へ…日本初の40年超え
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090214-OYT1T00778.htm?from=navr

中国、原発の発電能力を8倍に拡大 20年めど、08年末比 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090214AT2M0601P13022009.html

泊原発:プルサーマル計画 11人が賛成表明--岩内町特別委 /北海道http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090214ddlk01040183000c.html

川内原発:3号機増設 「建設促進を」 地元推進派が期成会 /鹿児島http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20090214ddlk46040709000c.html

新潟・柏崎刈羽原発:7号機、再起動を了承--保安院http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090214ddm002040137000c.html

原発稼働率、10年以内に9割に 自民が温暖化対策でhttp://eco.nikkei.co.jp/news/nikkei/article.aspx?id=AS3S1000W%2010022009

東電、東芝が原発燃料確保 加ウラン会社の筆頭株主にhttp://www.47news.jp/CN/200902/CN2009021001000689.html

日製鋼の08年4―12月期、経常益31%増 原発部材が好調http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/gyoseki.aspx?id=AS2D0900A%2009022009

インド原発市場、外資参入相次ぐhttp://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090205AT2M0402S04022009.html

スウェーデン、脱原発政策を転換 温暖化対策で建設容認http://eco.nikkei.co.jp/news/nikkei/article.aspx?id=AS2M0502Y%2005022009


★太陽光発電も頑張ってます。まあ、こちらも、太陽光利権と言えるかも知れませんが。

最大の原発より大規模:巨大な太陽熱発電所を建設へhttp://wiredvision.jp/news/200902/2009021223.html

次世代太陽電池で合弁会社 三洋と新日石 設立
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2009012402000104.html

三洋、高効率の太陽電池量産 両面発電、能力3割向上http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090214AT1D1307M13022009.html

素材大手、太陽電池事業を拡大-低コスト製法など積極投資http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720090213aaae.html

自宅で発電ライフ! 家庭用燃料電池「エネファーム」の期待度http://diamond.jp/series/brandnew/10158/

自宅の太陽光発電量、テレビやパソコンで確認http://www.asahi.com/business/update/0210/OSK200902100066.html

温室効果ガス16%削減目標
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20090213-OYT8T00007.html

アルバックは今度は2Q業績が上方修正着地し急反発http://www.asahi.com/business/toyo/kabuto/TKZ200902130003.html

低コスト高効率 新型太陽電池のシステム開発 県立大
http://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/0001697041.shtml

太陽電池関連のブイ・テクノロジー(7717)はストップ高
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0210&f=business_0210_045.shtml

太陽電池関連の古河電池(6937)がストップ高
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0209&f=business_0209_043.shtml

県公募の太陽光発電所建設 2グループを採用
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/77189

アメリカで繰り広げられる太陽エネルギー発電競争http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090213/131849/

太陽光発電増やすには固定価格買い取りを 環境省検討会http://www.asahi.com/business/update/0210/TKY200902100304.html

太陽光発電「20年までに26倍」 環境省が試算http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090210AT2G0901B10022009.html

県:09年度一般会計当初予算案、総額8363億円 財源確保へ「総力結集」 /宮城http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090211ddlk04010145000c.html

広島市:09年度一般会計当初予算案 雇用、生活対策180億円 /広島http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20090210ddlk34010576000c.html

米ニュージャージー州の公益事業会社、700億円の太陽光発電計画を提示http://jp.ibtimes.com/article/biznews/090212/29012.html

60万人雇用創出計画を策定へ=自民
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200902/2009020600819


企業も国も政党も、しばらく両にらみだと思いますが、

どっちに転ばせるか、

人々の意思が反映しやすい

重要な時期ではないです?


どこの企業に投資するのかも含めて(まあ、ほとんどの企業が両にらみだけど)。


マスメディアは、

原子力 VS 太陽光

の議論になることを避けているように見えません?

ネットの出番ですか?

2009年2月13日金曜日

あやうく騙されるところだった

http://moneyzine.jp/article/detail/128328

当たり前のことが書いてある記事だけど、 このタイミングでメールで送られてきて、 気づいた。

下請け制作会社を緩衝材として使っているテレビ(および系列で連なる新聞社)が、 大企業が労働者を緩衝材扱いしていることを、ちゃんと報道できるわけがない。

また、大元の問題である所得格差のことが、いつのまにか、 失業問題や、派遣労働に関する規制問題に挿げ替えられている。

もしかしたら、巨大労組も共犯か・・・政党も共犯か・・・

つい先日まで「公正」について語ろうとし始めていたことを、 これから思い出してくれる人は、はたして多いだろうか。

80年代後半と同じことが起きようとしている。格差定着のための不況対策と雇用対策。そのあとに期待される経済回復の利益を、より少ない人数で分け合うための仕組みづくり。

振り落とされないための必要条件。・・・えー、金を持っていること。

たぶん、今、勝算がわずかにあるのは、「儲けた金をばら撒く」正しい産業を、至急つくること。

どう?

2009年2月4日水曜日

アメリカ発社会主義のベースとしてのRATMについて

Rage Against The Machineについて、整理しておく。そういう時期かなということで。

今週のNewsweekの目次。
http://nwj-web.jp/contents/index.html

日本ではほとんど伝えらないが、アメリカの(心情的)左派の勢力は実は、相当強大だ。

というか、その勢力は90年代以降もずっと、じわじわと広がってきた。

どう説明するとリアリティーを感じてもらえるか考えると、
どうしてもRage Against The Machineの話をしたくなる。

90年代を席巻したバンド、Rage Against The Machineのサイト。
http://www.ratm.com/

主張は全く「左」だが、ビルボードのダントツの1位などを獲得してきたバンド。
まだ、全アメリカ的な人気を獲得する前から、コンサートに行っていたが、
つくられた1位とは明らかに違う観衆の増え方、盛り上がり方だった。

コンサート会場に行くと、高校生たちが、左翼思想の歌詞を一緒になって歌っている。
で、飲みかけのミネラルウォーターのボトルが彼らから手渡しで回ってきたりする。
「のどが渇いていたら、飲めよ」ということで。
明らかに、勉強もできるというタイプの高校生達。

RATMのサイトにもビデオはあるが、90年代のピーク時のビデオが一番参考になるだろう。








http://www.youtube.com/watch?v=Jz8wU9DdbqU
(埋め込み不許可のビデオ。これは2000年?)

(YouTubeには、他にもいろいろ上がっている。
ファーストのアルバムジャケットを見れば、バンドの性格は一目瞭然かも知れない)

こういうのが、90年代中ごろに、MTVでガンガンオンエアされていた。

この時代の蓄積が、きっとオバマ当選にもつながっている(画期的なことと感じていない人も多いと思うが・・・)
チェゲバラブームもこういう動きを経て盛り上がってきた。

ハーバード首席卒業のRATMギタリストの政治的サイト。
http://www.axisofjustice.org/
まあ、こちらは大したことないかも知れない。


私はここで、このバンドの宣伝をしたわけではない。

今、世界的に、少し公正な社会になるチャンスが巡ってきている。
流れを引き寄せることに、音楽は大きく貢献してきたと思うし、
これからの流れにも大きな影響力を与えると思う。
例えば、RATMにある種の胡散臭さを感じているような層に対しても。

彼らがPVなどで発信し続けてきたものは、音楽が無ければ、広く伝わることのなかったメッセージだ。
もちろん、それだけの音楽をつくり出すのは、大変なことだが・・・

ある意味、次にどんなバンドが出てくるのかに、かかっているのかも知れない。

どうですか、やってくれませんか?

2009年2月3日火曜日

「便乗赤字」情報

「便乗赤字」について、書いていらっしゃるブログ、サイトを、リンクしてみました。

http://www.bestshop.co.jp/1-sesou/01_binjyouakaj.htm

http://ameblo.jp/bizty/entry-10193166650.html

http://www.actiblog.com/himori/75998

実は、いくつかの政党、労働組合、政治家などに、専門家による分析・調査をお願いしています。

えー、全く反応がありません。・・・こんなものです。

介護利権その1

雇用の増えている数少ない業界介護をめぐる利権その1

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090123/183682/?ST=print

無料会員登録しないと記事が見れないみたいだけど・・・

2009年2月1日日曜日

マスコミ情報に「フェア」を求めると・・・

アメリカに居るときに気に入った、アメリカに浸透している判断基準。それは「フェアかそうでないか」。

「フェア」について、考えてみようとネットを調べていると、「Fair」という、フェアでないマスコミ情報を警告する団体のサイトに行き当った。

http://www.fair.org/index.php

マスコミ業界経験者たちによって1986年に設立。

目的を簡単に書くと、金の力で情報発信内容が左右されているので、それに対抗するフェアな情報を発信すること。

Extra!という月刊誌も出している。

http://www.fair.org/index.php?page=1571

最近発信された内容で、目に付いたのが、「GMの労働者の時間当たりコストが70ドル」という報道に対する「ちゃんと計算するとそんなにかかっていないという指摘や、金融危機の責任がサブプライムローン問題というマイノリティーや貧乏人が金を借りまくった責任として処理されていることに対する非難。


メディア監視団体というと、このニュースが記憶に残っている人が多いと思う。

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20087020,00.htm


日本で、メディア監視というと、たぶん、公権力が不都合なジャーナリストを監視するなどのイメージが強いのではないだろうか。

ということで、メディア監視の必要性を訴えるネット上の意見は、右翼系の団体や、企業経営者などから出てきているものが多い。ジャーナリストから出てきているものは、自分が監視される側になる抵抗感が邪魔をしていて、メディア監視の必要性を明言していないものが多いように思う。多くは、マスコミの記事は歪んでいて、自分の記事は正しいといいような、不毛の設定に陥っている(自分もマスコミの一員でありながら。また本人も、今のマスメディアの仕事のルールに沿って多くの誤った記事を無意識に書いてきた事実がありながら)。

ところで、一時期流行った「メディア・リテラシー」というのはどこに消えていってしまったのだろう? 私には、「メディア・リテラシー」について書いていた著者に「メディア・リテラシー」が不足しているという印象が強かったが・・・。

だんだん、ネガティブになってくるので、今日はこの辺で・・・。

2009年1月28日水曜日

さらなる「マスコミ増幅不況」を防ごう

(日付は1月28日ですが、以後、少しずつ、内容を加えています。コメント欄にも、日々新しい内容が加わっています。ぜひごらんください。)

急激な雇用環境の悪化に対抗するひとつの方法としては、
不況のニュースに対する過剰反応を打ち消すことがあると思います。
また、不況を煽るだけの目的のニュースに疑問を持つことがあると思います。

そのために、マーケティング的な発想ですが、
「100年に一度の」に対抗するキャッチコピーを考えようと思います。

例えば、「マスコミ増幅不況」

いまいちと思われる方、もっと良い言葉を流布していただけませんか。

ポイントとしては、不況が情報によって増強されていること、
その情報が必ずしも正しくはないこと、作為があり得ることに、
すぐに気づく言葉になっていることです。

本当は、もっと面白い、目を引く、良い言葉があるはずですね。
パロられる、簡単に変形、応用できるものの方が最終的には力を持ちます。

マスコミに期待できないのが、大きなハンディですけど・・・

(この部分1月30日追記)
NewsWeekに、サブプライム問題は実はそんなに大きな問題ではないのではないか、
という記事が出てました。本当とすると、サブプライム問題をきっかけとした今回の不況(恐慌)は何なのでしょう?
http://outsidervoice.com/NW20090204.pdf
(なるべく早く読んで欲しいと思い、記事を勝手にPDF化しています。興味のある方は、本誌のご購入をお願いします。)

今回の不況をマスコミが原因のひとつと考えている人の割合も増えているようです。
その辺を分析されているブログがありました。

http://www.gamenews.ne.jp/archives/2009/01/1_72.html

http://www.gamenews.ne.jp/archives/2009/01/22_10.html

http://www.gamenews.ne.jp/archives/2009/01/3_125.html


(1月31日追記)
いろんなグラフが新聞などに出てきたら、一応、その作為を疑ってみましょう。いろんな典型的な作為を上げておきます。

一番多いのが、グラフが劇的に見える期間の切り方。ある期間で見ると、すごい危機に見えるグラフでも、それ以前の期間の数値も見えるグラフでは、「まあ、こういう変動もあり得るよな」と思えることがしばしばあります。

予測値をより劇的に見えるように加える(なんか途中から点線になっていたら、これ)。

数値自体では劇的でない場合、変動幅を持ち出す(今のように、あらゆるものが即座に情報に反応する世界では、変動幅はいろんな分野で大きくなっています)。

影響の大きかったカテゴリーに絞って、それを大きなグラフにする(一般的な動きであるような錯覚が生まれます)。

他にもいろいろありますが、とりあえず。


(1月31日追記)
解雇の理由として最も説得力を持っている、赤字が膨らむ企業の決算予想ですが、私は「便乗赤字決算」の可能性を疑っています。経理に詳しい方、修正時に、どういう項目が加わったか、それは赤字を膨らませる、あるいは、赤字に対する抵抗の少ない今期に、負の遺産を処理するために追加されたものでないか、チェックしていただけないでしょうか。(コメント欄も参照ください)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「100年に1度の危機」とか津波とか言い始めた人です。

http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPnTK822019320080804

いろんなところで語ってます。

http://money.cnn.com/2008/09/14/news/economy/greenspan/
http://www.msnbc.msn.com/id/27335454/

麻生首相も年末に使ってたんでしたっけ? きっと流行語大賞です。

で、いつの間にか、ゆるぎない真実になってません?
あくまで、ひとりのじいさんの言葉ですよ。
まあ元非常に偉い立場の人ですけど、詳細な分析を行った上での話とは思えませんが・・・。

で、NYダウの動きです。
http://finance.yahoo.com/echarts?s=%5EDJI#chart1:symbol=^dji;range=1y;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;ohlcvalues=0;logscale=on;source=undefined

「このじいさんが、ネガティブ情報の浸透のために頑張って、株価をより確実に下げた」
という風に言って、 時期的にも何の矛盾もない動きです。
(もちろん、このじいさんの予言がこんなにすぐに当たったみたいな言い方もできます。
が、株価は実際は、ほとんど感情の反映です。影響がなかったと考えることには無理があります。)

株をやる人だったらわかると思いますが、 予知できるのなら、
上がっても下がっても儲ける方法があるんですね。
これほどわかりやすい合図であれば、
考えすぎる人以外は、かなり儲かったはずです。

錬金術の崩壊みたいにいわれていますが、
これで復活できたヘッジファンドなどもあるのではないでしょうか(ここ、あくまで推測)。


今までよく登場していたのが、バフェットおじさんです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88

この人が上がると言ったら上がってました。下がると言ったら下がってました。
「ました」というのは、昨年春以前の話です。

嘘みたいな笑える話を書きますと、
この人は自分でメディアを持っており、一度、彗星衝突のデマを流して、
その日の日本の株価を急落させたことがあります。
時事通信(記憶曖昧)&Yahooニュースが、この馬鹿ニュースを訳して伝えたんですね。

それも、最も影響のある昼休みの時間に。
自分も、友達にこのニュースを伝えたんで(はい馬鹿です)、記憶に残ってます。
その日の株価ニュースには「彗星衝突の話と株価急落を結びつける見方もあるが、その証拠はない」
みたいな記事が出ました。

とにかく、この人の言葉は影響力甚大だったのですが、
株価がそれに従わなくなった時期は、やはり、市場が非常に混乱していたのでしょうか。

グリーンスパンのインパクトのある言葉によって、混乱が収まって(上がるか下がるか見える人には見え始め)、
そろそろ、また、バフェットおじさんの指揮という通常のパターンに戻るのかも知れません。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

実は、「なんだ、大したことなかったな。思ってたより、この不況。」という記事が、

アメリカの広告業界から出始めています。広告業界の動きはだいたい他に先行しますが、さてどうなるでしょう。
http://www.adweek.com/aw/content_display/news/digital/e3ic96aa80f511fb30f1d0cd4313f0dc9c3

でも、私の周囲の雇用環境も今、非常に悪化しているのは事実です。
しかし、これが、意図して大きくされた津波の影響としたら・・・



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

少し話の角度を変えます。

ちょっと古いですが「雇用確保の緊急決議」が国会で全会一致で採択になりました。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090108k0000m010043000c.html

全文の貧弱さに笑えるように、別段本気ではないと思います。

ところで、記事の中に、以下の文があります。
「参院事務局によると、こうした趣旨の決議は86年12月に衆参両院で「雇用の安定に関する決議」が採択されて以来22年ぶり。」

86年12月の決議はこんなものです。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/san60/s60_shiryou/ketsugi/107-12.htm

で、それ以降、労働環境にとってどんなことが起こったか調べてみました。
86~89年の急激な労働分配率の低下です。つまり人件費の抑制。
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/rashinban/pdf/et08_220.pdf
(余分な情報ありますが、資料1をごらんください。)

そのあと上昇しているのは、主に失われた10年という不景気のせいです(企業収益自体がシュリンク)。
アメリカの90年からの急激な景気上昇に対して、日本が同じように立ち上がれなかったのは、
86~89年の賃金抑制が効いているように感じていますが、証拠は今、持ってませんし、

賃金と景気との関連の研究にも、なかなか出会えません(あったら教えてください)。


89年に、日弁連は以下のような決議を出していたりします(少し状況がつかめるでしょうか)。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/hr_res/1989_1.html

ところで、労働分配率に関する報道ですが、2003年以降しばらく、
日本経済新聞は、「労働分配率下げ止まり」報道をしていました。
(分配率が下がり続けた時期にです。見出しに「労働分配率下げ止まり」と大きく書いてあって、
本文を見ると、「そろそろ下げ止まりではないだろうか」みたいな内容になっているという体裁の記事です)

そのあとしばらくして、労働分配率の低さが注目され、労働組合なども引き合いに出すようになりました。

が、最近は、また上昇してきていたからだと思いますが、みんな、言わなくなってきていました。
でも、先にリンクした論文では、「長期均衡水準を下回っている」と書いています(直近は少し高くなっているかも知れませんが)。

結論ですが、不況報道に気をつけないと、その間に、労働者全体が
必要以上の悪条件を受け入れてしまう可能性があるということです。
特に1~2月は、元々消費の低い季節です。決算も赤字を膨らませる操作が可能です。
実際に行われているのに気づいている人も多いでしょう。


セイフティーネットは少し進展するかも知れません。企業の負担になりませんから。
しかし、企業の雇用安定に好影響を与えるような政策が実際に行われるのか、気をつけたいと思っています。


(2月1日午前0時追加)

最後まで、読んでくれてありがとうございます。

マスコミを責めるのは、俺達を責めること。

しかし、マスコミを変えることは、俺達も変えることだ。

だから、責めていかないとね・・・。

でも、ちょっと、遅かった・・・?

でも、諦めるわけには・・・。食っていきたいし。

GDP予測値、すごい数字が出てるけど、

解雇を我慢する企業が格好良く見えるような報道が始まったら、

なんとか早い段階で、挽回できるような気がする。

2008年12月17日水曜日

どう?



2008年12月8日月曜日

「反原発」に史上最大のチャンス到来?

今日の日経朝刊の「関西経済特集」。

太陽光発電に力を入れている関西企業は多く、
それにPanasonicも三洋電機を買収して加わろうとしているが、
その特集の中で、
その中心的存在のひとりである太陽光発電技術研究組合の桑野幸徳氏などが、
太陽光発電のコストを30年までには火力発電並みにするという政府目標でなく、
さらに進めて原発並みを狙うみたいなことを言っている。

原発のコストは、非常にごまかされた低コストなのは衆知の事実だが、
しかし、これが原発肯定の大きなよりどころとなっている。
そのごまかしの低コストをターゲットにするという意気込みは、
その1点のみを大騒ぎして支援すれば、非常に面白いのではないだろうか。

自分は「反原発」について、詳しくないので、
非常に甘い発想なのかも知れないし、
もしかしたら既に、挫折したテーマなのかも知れないが、
原発のアホさ加減が衆知の事実となる
今までで最大のチャンスが巡ってきているような気がする。

原発利権などいろんな事情を知らないからだけど・・・

この辺、詳しい方教えていただけないでしょうか。
(もちろん、甘すぎるよ、ということでも)

どう?

ポスターなんかも簡単に考えられそうなんだけど・・・

2008年12月7日日曜日

原発はババ? (ただし与太話)

三菱、東芝、日立。原発関連企業を世界から吸収しまくったけど、実は多くの国では、原発を縮小していく計画があるのではないだろうか。とふと思いましたが・・・(希望も入ってます)

2008年11月30日日曜日

凍てつく夜には

こういうところへ行きたい。

2008年11月27日木曜日

雨の日には

こんなんでどうでしょう?

ときどき思い出すCM

こんな気分もあることを忘れそうなときに・・・

2008年11月19日水曜日

いつの間にか1年

チップが亡くなってから。

前日になってやっと気づいたけど。

こんなバンドとか、どう?

2008年7月22日火曜日

たぶんビジネスチャンス・・・

伝え方次第で世界中で注目されるだろう、若手でもない日本人アーティストが、ごろごろいる。

しかし、彼らの多くは、メジャーな雑誌で取り上げられることもなく、ほとんど売れていないであろうマイナーな美術雑誌に登場するのみ。

良いアーティストのみをピックアップできる目を持った人間が、良いアーティストの作品をNYかロンドンかパリかどこかのあるスペースで展示し続けるだけで、十分可能性があるのではないだろうか。海外を説得するということではなく、ただ見せ続けるだけで。

2008年7月1日火曜日

宗教ってなに?

娘と話す 宗教ってなに?(現代企画室)という本を読んだ。

ヒンドゥー教の世界観に興味を覚えた。神と自分との区別もなく、物事に分断はなく、全て幻想で、世界は何度も生まれては消えていく・・・

2008年6月26日木曜日

発泡酒と自殺

予告どおり、ブログつくりました。

自殺を文化的あるいは心情的に捉えたい人たちには、唯物的なアプローチはなかなか理解してもらえないと思いますが、地道にデータなどを提示していきます。

なかなか理解してもらえないだろう割には、リスクの大きいテーマなので、しばらく慎重に生きていきます。

来年には、年間自殺者が2万人くらい(つまり1万人減少)になっていることを願いつつ。

2008年6月22日日曜日

予告

10年続く年間自殺者3万人時代。

自殺者は徐々に増えたのではない。

1998年、突如前年を8,500人も上回った。

その急増を社会的、経済的あるいは心理的背景で説明し切れるわけはない。

(3万人超えが数年間大きなニュースにされなかったことも関連しているのか)遅々として始まった公的研究の発表は「原因不明」(原因をでっち上げなかったことには良心を感じる)。

残る可能性は(自殺を強く誘引する)「物質」?

急増のポイントは2月。

わかった人は、それの摂取に警戒しよう。昔からの言い伝えにあるように。

1998年の謎に、いい加減に迫るブログを、どこかで近々始めようと思っています。

2008年6月19日木曜日

The Black Angels

iTuneビジュアライザをオンにして、The Black Angelsを聴く。

今までで一番、模様と音楽がしっくり。

初めて見る柄も・・・

しばらく、この中に居ればいいか・・・

2008年6月4日水曜日

原発大量生産を、誰が決めたんだい?

知っている人も多いとは思いますが、念のために書いておきます。

エコの名目で、世界的な原発大量生産が始まっていることを、知っていますか。

一流の研究者を揃えた国際的最高機関が、素人にも怪しさがわかるいい加減なデータによって、原発の大量施工の必要性を説いているのを知っていますか。


さあ、三菱重工と、東芝の株を買って儲けて、将来に備えましょう。

「死の商人」は完全に、武器から「原発」へ移行しました。

2008年6月1日日曜日

検索連動広告再開

開始してすぐやめてまたすぐ再開。

今回はキーワードを非常に絞り込んだかたちで。

本の販売促進と言うよりも、ちょっといろいろと実験してみるために。

くれぐれも皆さん、見つけてもクリックしないように! 費用が増えるので。

2008年5月30日金曜日

重喜劇

今村昌平の命日なのでテレビで特集をやっていた。その中で、気になった言葉。昔、確かに何度か聞いたことのあるはずの言葉だけど、聞いて意味を理解したのは、たぶん初めてだと思う。そして、この意味は、もう頭から離れることはないと思う。

次のトレンドは

意見を全く言わないと決意した報道番組(厳密には不可能だけど、言いたい気持ちを懇切丁寧な事実説明に昇華するというような気合を持った感じのもの)。

明らかな嘘ばかり聞かされるより、自分で考える方が、気持ちがいいから。

2008年5月29日木曜日

黒いTシャツと青い人生相談と検索連動広告

Amazonの順位も8万位以下になると、下がる速度が落ちてくる。つまり、その辺には「動きの悪い」本がごっそりあるのだろう。

それで、順位を動かしたい(もちろん上に)欲求にかられて、一昨日から久々に検索連動広告(Gooogle AdwordsとOverture)を出してみた。

前回(発売直後)のときもそうだったが、どうも検索連動広告は、この本の販売に全く影響を与えない。

広告が不出来ということかも知れないが、一番、可能性が高いのが、既に名前を知られている会社の広告でなければ、検索連動広告は怪しいものにしか見えていないということ。

「黒いTシャツと青い人生相談」みたいな本が怪しく見えない紹介は、実際に本を読んでくれた人の感想ぐらいしかないのかも知れない。

ということで、検索連動広告は、あっさりと終了。

2008年5月27日火曜日

で、Amazonのランキング変動の実際

「黒T青人」の場合、最近は1日の間に、6万くらい順位が変動している。

数万位という下位に居る時には、1冊売れるごとに1~2万位上昇し、売れないと1時間ごとに1万位ずつくらいのペースで落ちていく。

もちろん、上にいるほど、1冊売れるごとに上がっていく順位の幅は小さくなる。大雑把に総合すると、1冊売れるごとに順位の数字が20~30%減るという感じだろうか。つまり、100位ぐらいにいると1冊売れれば70~80位くらいに上がる感じ(だったかな?)。

この派手な動きは、かなり興味を引き付ける。気分への影響力も大きい。ということで、落ちてくると、何かしなければいけないような気持ちにもなってくる。検索連動広告を始めなきゃいけないかなと思ったりとか、Amazonの広告枠料金を調べたりとか。

要するに、数字に振り回されている。

冷静に考えると、トップ10に入らない限り、6万位であろうと数千位であろうと、ランキングが影響を与えるということは無いわけだけど・・・

2008年5月25日日曜日

数字はどの程度ドラッグか

Amazonで本を販売していると、どうしてもランキングの数字が気にかかってしまう。

それが今、あまり実感の湧かない大きな数字になっていたとしても、最小の数字の記憶(「黒T青人」の場合、50位くらい)が楔になって、すごくダイナミックな動きのように感じてしまう。

もしもAmazonよりも、ランキング機能が優れたオンライン書店が存在していたら、勢力地図は変わっていたのではないかとも思う。

ランキングだけのことでなく、上下する数字、変化する数字は、かなりの程度感情を動かせるように思う。と書いていると、当たり前のことを書いているように感じてくるけど、数字の力を使いこなしている企業も多いことだろう。

この辺を扱った心理学か神経科学は・・・?

ところで、Yahooが日本でGoogleより強いのは、検索結果に順位の数字が入っているから? ざっと見ると他の国のYahooでは、その数字が有ったり無かったり。有る国では、数字に反応しやすいということだろうか。あるいは、その数字の有り無しがその国でのシェアに影響しているだろうか。

2008年5月22日木曜日

眠る前の夢

どの企業に対しても、「誰かの役に立つことで利益が上がる」仕組みを示したマーケティング・プランが一番通りやすい、ということに意識的になり、その枠組みへマシなことを組み込んでいけば、少しずつ変わるのではないか、と思ったのだけど・・・

2008年5月20日火曜日

世間はほとんど善人ばかり

悪意が動機になっている人間は、ほとんどいない。
自分を善い人間だと思っていない人間は、ほとんどいない。
ビッグブラザー的な存在があったとしても、その動機はたぶん善意だ。

で、善人たちが集まると、こんな世界ができあがってしまう。

その仕組みについて、調べたり考えたりするのが、いろんな人の仕事。

2008年5月17日土曜日

「複数の人間で構成された機関」の最大の機能は

ひとりひとりのリスクを低減することなのだと思う。企業であろうとも、政府であろうとも、自治体であろうとも、家族であろうとも。

不遇のメンバーを生み出さないこと。困っている人間をどれだけ助けることができるか。

話は飛ぶが、例えば年金制度が機能しているかどうかの判断基準は、払った金がちゃんと戻ってくるか、ということではないはずだ。正しくは、今、困っている人間(年金の場合、多くは高齢者)をどれだけ救えているか。

家族に話を飛ばしてみると、家族が機能しているかどうかの判断基準は、きっと、今困っている家族のメンバーをどれだけ救えているか。

会社の基準は、社員をどれだけ助けているか。売上げや利潤はそのためにある程度必要であるものかも知れないが、それらが基準であると言い張る人間が居るとは思えない・・・

2008年5月13日火曜日

「Googleを支える技術」

という本は、知識と理解が追いつかなくて、少しずつしか読み進められないのだが、Googleのロジックとそれが強靭になっていることを理解することはできる。

コンピュータ・システム論の多くは組織論と重なっていて、今の企業体の強靭さを理解する上でも役立つ。

それと同時に、サイバネティックスとか、コンピュータとともに発達した認知論を思い出させてくれる。

つまり、このシステムから生まれる(計算)結果は、決定的につまらない。飛躍が全く期待できない。原理的には、脳とかに近いものではなく、全くの機械だ。歯車を無数に組み合わせれば、期待できる種類の回答しか期待できない。精度と強靭さが高まれば高まるほど、つまらなさは完璧になる。

「知識社会」と勘違いして言われている、全くの「機械社会」。あらゆることの機械化。あるいは無脳化。

漠然と語られ続けられている「閉塞感」みたいなものの仕組みは、単純にこんなところではないだろうか。

「自殺」「鬱」「不機嫌」・・・現代のキーワードを、全てこの単純化で片付けたい欲求にかられる。繰り返しになるが、あらゆることの原因は「勢力を強めているシステム(プログラム)が、決定的につまらない回答しか出せないこと。飛躍を全く求めていないというか、飛躍など不可能であること」。

2008年5月9日金曜日

訂正と反省と間違った救済と

Amazonでの在庫補充されず事件の原因は、どうも、Amazonとは関係の無いところでの人為的ミスだったようだ。出版社から、誤った納品番号で納品されたため、倉庫内で行き場が定まらず、単なるあて先不明の荷物になっていたのだ(結局、今日発見)。

まずは、こういうミスを全く想定していなかったことを反省し、いちゃもんをつけたAmazonのご担当者にお詫びします。

で、不明なのは、関連商品が一気に消えた原因。これについては「システムが自動的に作成するリストだから、どうもできない」と、いつもどおりの返事をもらった。

こっちに誤りがあった後に、こういう想定通りの返事をしてくれると、少し救われたような、安心した気持ちになるのは、どうして? そういう、反省の引き算は人として正しくないのは、わかるのだが・・・

なかなかチップのように、できた人間にはなれませんねえ・・・

2008年5月8日木曜日

マシンにやさしい人間になろう?

たぶんそれが所謂「成功」の秘訣か。誰かが言っていたなあ。「自分をGoogle化しよう」みたいなことを。

そういう本が、SFとか、ギャグとか、シニカルなコメディとかでなくなったんだなあ。

気付くのが相当遅いような気がするけど。

続・クレームが無意味な理由

Amazonでは、何人かが機転をきかせて、コンピュータの指示とは違うことをやってくれたようだ。

で、その結果は、データの混乱により、本が届いていても在庫にならず、しばらく不明のものとして扱われいた。

また、どう関連しているのかわからないが、商品紹介ページの関連本50冊分のデータが突然消滅した。

という皮肉なことに…

素直に学習すべき?

実はますます興味が湧いている。システムの反応に。実際は、システムが反応しているわけではなく、単にプログラム通り動いているだけど。

2008年5月2日金曜日

クレームが無意味な理由

Amazonに何か質問すると回答はバラバラだし、だいたいは質問にも答えていないし、食い違ったオーダーがいろんな担当者から来たり、依頼を受けて緊急納品したらそれが長期間在庫に反映されないとかあって、それらに対していちいちクレームをメールしてきたのだけど、それが無意味な行為であると悟ったのは、つい先ほど。

最近、クレームをしている最中に虚しい気持ちになる人は多くないだろうか。カスタマーサービスという肩書きでクレームを受けている人々には、何かを改善しようという意思はない。会社は、改善のために彼らを雇っているのではなく、単にクレームを受ける人として雇っている。マネージャーに改善の提案などしたら、困った人間を雇ったと思われるだけだ。また、改善のことについて考えるほど、彼らの労働条件は良くない。そんな時間があったら、寝るほうが彼らのためでもある。

クレームをする俺達も、受ける人たちも、ある意味仲間だ。影響力のない、どうでもいい人間達として。

世界は、俺達とは関係のない別のところで動いている。Amazonで考えると、かなりわかりやすい。Amazonは何かと言えば、利益を稼ぎ続けるそのアルゴリズムと、それを駆動するコンピュータ・プログラムだ。それを改善する役割を担った人間達に届かないクレームは、クレームでさえない。彼らにとっては、遠い世界の人間の発散行為みたいなもので、ほとんどはどうでもいい。取り入れる価値があるクレームは、さらに利益を上げることに役立つ情報を含むクレームだけだ。有用なクレームだけを情報として受け取ればそれでいい。その場でクレーム(システムの不備)に対処することなどは、システムに与える負荷やリスクが高すぎるので、禁止事項になっているはずだ。

何よりも一番重要なのは、今利益を出しているシステムが、そのまま存在し続けること。カスタマーサービスは、クレームを弾き返したり、なだめたりすれば、それが彼らの給与分の仕事だ。システムに関わる天上人に静かに仕事をさせさえすればいい。

クレームをたくさんすることは、天上人以外の人の雇用を促進するかも知れないとも思うが、その前に天上人は、クレームをしにくくなる障害を設置する方法を容易に考えつく。もし、あなたが、Yahooなどに何か文句を言いたくなったら、既に大方はそういう仕組みになっていることに気づくだろう。

システムがあなたに希望しているのは、単に、死ぬまで、使える金を使い尽くすことだけだ。システムの大部分をコンピュータが担えば、感情という障害が無い分システムの意思は強靭になる。

多くの人が古臭いと思っている1984みたいな世界が、今頃、かなり現実のものになった。国内的には格差社会とか、世界的には飢餓とか、それらは全て、この辺とリンクしているはずだ。

これをひっくり返すのは、普通に考えて相当大変だよね。システムは既に、天上人のアホな役回りに気づかない頭の悪い人間を、天上人として揃えるというシステム保守体制を完成させつつあるように見えるし。

2008年5月1日木曜日

差別撤廃とお客さま化

ビジネス活動によって、偏見の撤廃に貢献する方法は、偏見を受けている人々を、マーケティングの重要なターゲットに設定すること。

2008年4月25日金曜日

教育が最大の反撃ということを頭に置きつつ考えると

当たり前のことばかり書いてと思う人もいるかもしれないが、自分の頭を整理するためなので・・・。

教育は飼いならす方法という見方もあるだろうが、飼いならす教育というのは、それほど簡単なことではない。どう見ても失敗の確率の方が高い。

普通、教育を受けると、いろいろと問題を発見してしまう批判的な傾向の人間が育っていく。

だから問題を発見されたくない人間たちは、多数の人間達の教育の機会を奪い、批判力の育ちが弱そうな、つまりエリートになれさえすれば満足できる人間達を少人数選んで、高度な教育を与えて、自分達の権力を守る社会を継続しようとする。

もちろん、えらく単純な図式にしているわけだし、敵のように想定しているものがあるのかないのかもわからないのだけど、・・・例えば、北朝鮮の飢餓は、大衆に充分な教育を受けさせたくないという権力者の欲望から生まれているものではないか、みたいなことが浮かぶ。教育を受けられない状態の極端なかたちが飢餓状態。

じゃあ、他の地域の飢餓は、似たようなことで起こっているのか?つまり、教育の機会を奪う施策の極端な成功としての飢餓。・・・ほぼ成功みたいなことの枠に入る層は、どれくらいの数になるんだろう?

世界の食糧は量的には足りているというのは、もう常識になっている。じゃあ、ずっと飢餓が増えることはあっても減らずにあり続けるのは、何によってだ?それが強大な権力を持つ誰かの得になることでなければ、こういう状態の維持は難しい。

もしかしたら、まあまあの生活を送れているこの世界を維持したいという、比較的恵まれた俺達の欲望から生まれているもの?強大な権力を持つ誰か=俺達みんな?

俺には思い当たるふしがあるような気もする・・・

(飢餓のことになってしまったので、もうひとつのブログの方にも転載します)

2008年4月24日木曜日

コスト削減の理想的展開

最も重要なのは、
最も利益を上げる仕事を、できるだけ安い賃金に抑えること。

賃金が地位をかなりの程度表すので、つまり、
最も利益を上げる仕事を最も低い地位に固定すること。

その安い賃金で高い利益を生む層の人数を増やすこと。

それ以外の層の人数を減らすこと。

という意思決定ができる人間達だけが、それ以外の層に残り、
自分がどれだけの利益を生んでいるかなど関係なく、
その計画の進行具合を反映した高い賃金を得る。

そして、その力はどんどん肥大していく。

高い利益を生む層に高い賃金を払うような気配を見せた会社は、
即座に圧力を受けて潰されてしまう。

這い上がってこれるのは、
利益を生む力が高ければ賃金が低く抑えられるというしくみに気づいて、
その仕組みをより強固にすることに高い貢献をする人間達。


という大雑把なことには、実際は、なっていないはずだ。

2008年4月22日火曜日

うれしかったこと

Excite Bitに載ったのはとても丁寧に書かれた記事だった。

2008年4月21日月曜日

市場の操作があからさまであるとして

パワー(金)無き者たちが、操作を行っている者たちに流れようとする利益の流れを違う方向に向けるには、どうすれば良いのだろうか。

例えば、今月末から3週間に渡っての、株価暴落への操作が予想されるとしたら・・・利益の一部の獲得に徹するなら、単に同調で良いのだろうか・・・しかし、その利益とは、誰の損失だ?

こう考えていくと、市場以外の道を探すほうが重要な気がしてくる。この社会は、本当に市場無しでは成り立たないのだろうか。その思考も実は、操作ではないだろうか。市場の外側とは、どんなことだろうか。・・・そんなものは、やはり無い?

古典的な共産主義と同じことを語っているのだろうか。

しかし、ガルブレイスだって、警告しつつ死んだのだ。市場経済だけでは、大きなパワーがさらに大きくなり続けるしかないことを。もっと、切実な方に近づけて言えば、生まれた家の経済的条件が、その人の人生の決定要因となってしまうということ。

しかし、こんな単純な事実がうやむやになっているのは、どうしてだ?

SUPERFORTRESS

Superfortressの新しいCDが届いた。

まじめにビジネスとして考えることのできる誰かが、早く彼を支えて欲しい。

幾分かマシな機材と、曲をつくる時間とライブの機会と広告への投資を、ちゃんと回収の計算をして行うことのできる誰か。

投資をするだけで産業になり得るアーティストは数多い。足りないのは、アーティストではなく、他人のアートを理解できるプロデューサーとか金持ちだ。

なぜそれらを産業にしなければならないか。マシな産業だからだ(マシでない産業については、また後日。あるいは、新しいブログで)。

金を儲けたいと思う。最近、特に。

2008年4月19日土曜日

気になった絵画(池田歩)

art_icleという無料のアート雑誌を見ていて、気になったのが池田歩という人のこの

ギャラリーのサイトの紹介文には、「
今回も作家は多くを語らない。寡黙な人、画面も前回と同様、静謐だ。テーマを聞くと、『静かな爆発かな?』と少し笑って答えた。」とあった。

「気持ちがわかるよ」と心の中で答えておいた。

ギャラリーの展示は終わっているけど、静かな爆発シリーズの紹介はまだ残っている。違う画廊での2003年の展示作品もネットにあった。的外れな文章が添えられている悪影響を排除しても、今回の作品の方がはるかにいい。

いくらで買えるんだ? 買えないけど。

2008年4月18日金曜日

憲法第九条の終わりの始まりの終わり近く

名古屋高裁による「イラクでの航空自衛隊の空輸活動は憲法九条に違反する」という判断は、意図に反して憲法九条を守らない。

こういう裁判に勝ったところで大したことは起こらないという事実に気づいていない、あまり物事を考えていない人間たちの仲間になりたいと思う人間が、それを見てしらける人間より多いだろうか。

憲法九条をこれほどつまらないものに見せてしまった責任は重いと思うよ。どうしたいんだよ、君らは。

合理的人間という言葉に、意味はほとんど残っていない

やばい経済学』。金銭以外のインセンティブの重要性を知らせることに貢献している本。合理的であるかないかの単純な議論が、経済学の世界でもやっと終わりつつあるのは、この本の影響も大きいだろう。

様々な「理」の組み合わせが刻々と揺らぎ続けている存在が人であるという正しい認識が、もっと広まることを切に願う。

そうしたら、世の中はもっと楽になる。

2008年4月17日木曜日

日記も復活

1月末で閉じたサイトを4月1日に再開。そして本日、日記も。

また、よろしくお願いします。