2009年7月22日水曜日

さらに気分を変えて

こんなブログ始めました。何を考えているか、自分でもわからないところがありますが・・・

2009年6月8日月曜日

少し気分を変えて

今後しばらくは、こちら「3WKアンダーグラウンドラジオを聴きながら」に書いてみます。


よろしくお願いします。

2009年3月13日金曜日

細野真宏を首相に

なんとなく、これからのトレンドかなと。

2009年3月12日木曜日

無題02







2009年3月4日水曜日

2009年3月2日月曜日

過去の日記

2006年の自分の日記を読み返して、気づいたこと。

そのときの問題は、全て、うやむやにされ、論点が変えられ、さらに悪化しているということ。

良い方向に行く可能性のあった動きは、完全に無視されたということ。

自分で書いたことの大部分は、読み返さないと思い出さないということ。

2009年2月24日火曜日

アメリカは、原発から原爆集中へ

(ブログ「こずかい帳」からのヒント)

原子力は、発電に使えば(事故発生や安全対策の膨大なコストを考えると)全く非効率だが、 爆弾にすれば、国家のパワーを、最も効率的に増大できる。ウランの有限性も鍵だ。

2009年2月17日火曜日

フェアトレードはフェアなの?

ふと、フェアトレードで輸入しているものは、生産地を貧困に固定する、経済構造固定要素が強い産物ばかりではないかという疑問。

ネパールの援助をうたうシャプラニールの品々も同様。

あんなもんばっかり小さな規模で作ってて、どうやって儲かるんだよ。

本当に彼らの国が豊かになる道を考えているんだろうか。


ユヌスのように金融や通信の網を拡大することを狙うとかなら、その意図はわかる。

しかし、先進国の多くの活動は、施す側に立ち続けることの言い訳でしかないのではないだろうか。たぶん、意識していないと思うけど。

MOTTAINAI? 馬鹿なことやらせるなよ。

誰だ、中川昭一君のグラスに目薬入れた奴は?

まあ、G7で何か決まるわけでもないし・・・。

コメディー国家建設ということなら、急激な景気回復の可能性もあるのでは。

バカ内閣で世界を笑わす。・・・これなら歴代で最もりっぱな内閣になれる。

ところでここ2年くらいの間に、自民党に起こっていることを、ずっと振り返ってみると、これも罠じゃない?

自民党に何の思い入れもないけど、不自然と思いません?

2009年2月14日土曜日

『弱小市民が大資本に潰されずに生きる方法を、北朝鮮の外交に学ぶ』

新企画です。

本なのか、何なのか知らないけど・・・

原子力 VS 太陽光

ほんとうは「VS」ではないかも知れませんが、
単純な文脈に放り込みたいと思っています。


今月の記事のごく一部ですが、こんなに・・・

★原発推進派、というか、原発利権、本気です。

敦賀原発1号機、11年以降も運転へ…日本初の40年超え
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090214-OYT1T00778.htm?from=navr

中国、原発の発電能力を8倍に拡大 20年めど、08年末比 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090214AT2M0601P13022009.html

泊原発:プルサーマル計画 11人が賛成表明--岩内町特別委 /北海道http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090214ddlk01040183000c.html

川内原発:3号機増設 「建設促進を」 地元推進派が期成会 /鹿児島http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20090214ddlk46040709000c.html

新潟・柏崎刈羽原発:7号機、再起動を了承--保安院http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090214ddm002040137000c.html

原発稼働率、10年以内に9割に 自民が温暖化対策でhttp://eco.nikkei.co.jp/news/nikkei/article.aspx?id=AS3S1000W%2010022009

東電、東芝が原発燃料確保 加ウラン会社の筆頭株主にhttp://www.47news.jp/CN/200902/CN2009021001000689.html

日製鋼の08年4―12月期、経常益31%増 原発部材が好調http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/gyoseki.aspx?id=AS2D0900A%2009022009

インド原発市場、外資参入相次ぐhttp://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090205AT2M0402S04022009.html

スウェーデン、脱原発政策を転換 温暖化対策で建設容認http://eco.nikkei.co.jp/news/nikkei/article.aspx?id=AS2M0502Y%2005022009


★太陽光発電も頑張ってます。まあ、こちらも、太陽光利権と言えるかも知れませんが。

最大の原発より大規模:巨大な太陽熱発電所を建設へhttp://wiredvision.jp/news/200902/2009021223.html

次世代太陽電池で合弁会社 三洋と新日石 設立
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2009012402000104.html

三洋、高効率の太陽電池量産 両面発電、能力3割向上http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090214AT1D1307M13022009.html

素材大手、太陽電池事業を拡大-低コスト製法など積極投資http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720090213aaae.html

自宅で発電ライフ! 家庭用燃料電池「エネファーム」の期待度http://diamond.jp/series/brandnew/10158/

自宅の太陽光発電量、テレビやパソコンで確認http://www.asahi.com/business/update/0210/OSK200902100066.html

温室効果ガス16%削減目標
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20090213-OYT8T00007.html

アルバックは今度は2Q業績が上方修正着地し急反発http://www.asahi.com/business/toyo/kabuto/TKZ200902130003.html

低コスト高効率 新型太陽電池のシステム開発 県立大
http://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/0001697041.shtml

太陽電池関連のブイ・テクノロジー(7717)はストップ高
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0210&f=business_0210_045.shtml

太陽電池関連の古河電池(6937)がストップ高
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0209&f=business_0209_043.shtml

県公募の太陽光発電所建設 2グループを採用
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/77189

アメリカで繰り広げられる太陽エネルギー発電競争http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090213/131849/

太陽光発電増やすには固定価格買い取りを 環境省検討会http://www.asahi.com/business/update/0210/TKY200902100304.html

太陽光発電「20年までに26倍」 環境省が試算http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090210AT2G0901B10022009.html

県:09年度一般会計当初予算案、総額8363億円 財源確保へ「総力結集」 /宮城http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090211ddlk04010145000c.html

広島市:09年度一般会計当初予算案 雇用、生活対策180億円 /広島http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20090210ddlk34010576000c.html

米ニュージャージー州の公益事業会社、700億円の太陽光発電計画を提示http://jp.ibtimes.com/article/biznews/090212/29012.html

60万人雇用創出計画を策定へ=自民
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200902/2009020600819


企業も国も政党も、しばらく両にらみだと思いますが、

どっちに転ばせるか、

人々の意思が反映しやすい

重要な時期ではないです?


どこの企業に投資するのかも含めて(まあ、ほとんどの企業が両にらみだけど)。


マスメディアは、

原子力 VS 太陽光

の議論になることを避けているように見えません?

ネットの出番ですか?

2009年2月13日金曜日

あやうく騙されるところだった

http://moneyzine.jp/article/detail/128328

当たり前のことが書いてある記事だけど、 このタイミングでメールで送られてきて、 気づいた。

下請け制作会社を緩衝材として使っているテレビ(および系列で連なる新聞社)が、 大企業が労働者を緩衝材扱いしていることを、ちゃんと報道できるわけがない。

また、大元の問題である所得格差のことが、いつのまにか、 失業問題や、派遣労働に関する規制問題に挿げ替えられている。

もしかしたら、巨大労組も共犯か・・・政党も共犯か・・・

つい先日まで「公正」について語ろうとし始めていたことを、 これから思い出してくれる人は、はたして多いだろうか。

80年代後半と同じことが起きようとしている。格差定着のための不況対策と雇用対策。そのあとに期待される経済回復の利益を、より少ない人数で分け合うための仕組みづくり。

振り落とされないための必要条件。・・・えー、金を持っていること。

たぶん、今、勝算がわずかにあるのは、「儲けた金をばら撒く」正しい産業を、至急つくること。

どう?

2009年2月4日水曜日

アメリカ発社会主義のベースとしてのRATMについて

Rage Against The Machineについて、整理しておく。そういう時期かなということで。

今週のNewsweekの目次。
http://nwj-web.jp/contents/index.html

日本ではほとんど伝えらないが、アメリカの(心情的)左派の勢力は実は、相当強大だ。

というか、その勢力は90年代以降もずっと、じわじわと広がってきた。

どう説明するとリアリティーを感じてもらえるか考えると、
どうしてもRage Against The Machineの話をしたくなる。

90年代を席巻したバンド、Rage Against The Machineのサイト。
http://www.ratm.com/

主張は全く「左」だが、ビルボードのダントツの1位などを獲得してきたバンド。
まだ、全アメリカ的な人気を獲得する前から、コンサートに行っていたが、
つくられた1位とは明らかに違う観衆の増え方、盛り上がり方だった。

コンサート会場に行くと、高校生たちが、左翼思想の歌詞を一緒になって歌っている。
で、飲みかけのミネラルウォーターのボトルが彼らから手渡しで回ってきたりする。
「のどが渇いていたら、飲めよ」ということで。
明らかに、勉強もできるというタイプの高校生達。

RATMのサイトにもビデオはあるが、90年代のピーク時のビデオが一番参考になるだろう。








http://www.youtube.com/watch?v=Jz8wU9DdbqU
(埋め込み不許可のビデオ。これは2000年?)

(YouTubeには、他にもいろいろ上がっている。
ファーストのアルバムジャケットを見れば、バンドの性格は一目瞭然かも知れない)

こういうのが、90年代中ごろに、MTVでガンガンオンエアされていた。

この時代の蓄積が、きっとオバマ当選にもつながっている(画期的なことと感じていない人も多いと思うが・・・)
チェゲバラブームもこういう動きを経て盛り上がってきた。

ハーバード首席卒業のRATMギタリストの政治的サイト。
http://www.axisofjustice.org/
まあ、こちらは大したことないかも知れない。


私はここで、このバンドの宣伝をしたわけではない。

今、世界的に、少し公正な社会になるチャンスが巡ってきている。
流れを引き寄せることに、音楽は大きく貢献してきたと思うし、
これからの流れにも大きな影響力を与えると思う。
例えば、RATMにある種の胡散臭さを感じているような層に対しても。

彼らがPVなどで発信し続けてきたものは、音楽が無ければ、広く伝わることのなかったメッセージだ。
もちろん、それだけの音楽をつくり出すのは、大変なことだが・・・

ある意味、次にどんなバンドが出てくるのかに、かかっているのかも知れない。

どうですか、やってくれませんか?

2009年2月3日火曜日

「便乗赤字」情報

「便乗赤字」について、書いていらっしゃるブログ、サイトを、リンクしてみました。

http://www.bestshop.co.jp/1-sesou/01_binjyouakaj.htm

http://ameblo.jp/bizty/entry-10193166650.html

http://www.actiblog.com/himori/75998

実は、いくつかの政党、労働組合、政治家などに、専門家による分析・調査をお願いしています。

えー、全く反応がありません。・・・こんなものです。

介護利権その1

雇用の増えている数少ない業界介護をめぐる利権その1

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090123/183682/?ST=print

無料会員登録しないと記事が見れないみたいだけど・・・

2009年2月1日日曜日

マスコミ情報に「フェア」を求めると・・・

アメリカに居るときに気に入った、アメリカに浸透している判断基準。それは「フェアかそうでないか」。

「フェア」について、考えてみようとネットを調べていると、「Fair」という、フェアでないマスコミ情報を警告する団体のサイトに行き当った。

http://www.fair.org/index.php

マスコミ業界経験者たちによって1986年に設立。

目的を簡単に書くと、金の力で情報発信内容が左右されているので、それに対抗するフェアな情報を発信すること。

Extra!という月刊誌も出している。

http://www.fair.org/index.php?page=1571

最近発信された内容で、目に付いたのが、「GMの労働者の時間当たりコストが70ドル」という報道に対する「ちゃんと計算するとそんなにかかっていないという指摘や、金融危機の責任がサブプライムローン問題というマイノリティーや貧乏人が金を借りまくった責任として処理されていることに対する非難。


メディア監視団体というと、このニュースが記憶に残っている人が多いと思う。

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20087020,00.htm


日本で、メディア監視というと、たぶん、公権力が不都合なジャーナリストを監視するなどのイメージが強いのではないだろうか。

ということで、メディア監視の必要性を訴えるネット上の意見は、右翼系の団体や、企業経営者などから出てきているものが多い。ジャーナリストから出てきているものは、自分が監視される側になる抵抗感が邪魔をしていて、メディア監視の必要性を明言していないものが多いように思う。多くは、マスコミの記事は歪んでいて、自分の記事は正しいといいような、不毛の設定に陥っている(自分もマスコミの一員でありながら。また本人も、今のマスメディアの仕事のルールに沿って多くの誤った記事を無意識に書いてきた事実がありながら)。

ところで、一時期流行った「メディア・リテラシー」というのはどこに消えていってしまったのだろう? 私には、「メディア・リテラシー」について書いていた著者に「メディア・リテラシー」が不足しているという印象が強かったが・・・。

だんだん、ネガティブになってくるので、今日はこの辺で・・・。

2009年1月28日水曜日

さらなる「マスコミ増幅不況」を防ごう

(日付は1月28日ですが、以後、少しずつ、内容を加えています。コメント欄にも、日々新しい内容が加わっています。ぜひごらんください。)

急激な雇用環境の悪化に対抗するひとつの方法としては、
不況のニュースに対する過剰反応を打ち消すことがあると思います。
また、不況を煽るだけの目的のニュースに疑問を持つことがあると思います。

そのために、マーケティング的な発想ですが、
「100年に一度の」に対抗するキャッチコピーを考えようと思います。

例えば、「マスコミ増幅不況」

いまいちと思われる方、もっと良い言葉を流布していただけませんか。

ポイントとしては、不況が情報によって増強されていること、
その情報が必ずしも正しくはないこと、作為があり得ることに、
すぐに気づく言葉になっていることです。

本当は、もっと面白い、目を引く、良い言葉があるはずですね。
パロられる、簡単に変形、応用できるものの方が最終的には力を持ちます。

マスコミに期待できないのが、大きなハンディですけど・・・

(この部分1月30日追記)
NewsWeekに、サブプライム問題は実はそんなに大きな問題ではないのではないか、
という記事が出てました。本当とすると、サブプライム問題をきっかけとした今回の不況(恐慌)は何なのでしょう?
http://outsidervoice.com/NW20090204.pdf
(なるべく早く読んで欲しいと思い、記事を勝手にPDF化しています。興味のある方は、本誌のご購入をお願いします。)

今回の不況をマスコミが原因のひとつと考えている人の割合も増えているようです。
その辺を分析されているブログがありました。

http://www.gamenews.ne.jp/archives/2009/01/1_72.html

http://www.gamenews.ne.jp/archives/2009/01/22_10.html

http://www.gamenews.ne.jp/archives/2009/01/3_125.html


(1月31日追記)
いろんなグラフが新聞などに出てきたら、一応、その作為を疑ってみましょう。いろんな典型的な作為を上げておきます。

一番多いのが、グラフが劇的に見える期間の切り方。ある期間で見ると、すごい危機に見えるグラフでも、それ以前の期間の数値も見えるグラフでは、「まあ、こういう変動もあり得るよな」と思えることがしばしばあります。

予測値をより劇的に見えるように加える(なんか途中から点線になっていたら、これ)。

数値自体では劇的でない場合、変動幅を持ち出す(今のように、あらゆるものが即座に情報に反応する世界では、変動幅はいろんな分野で大きくなっています)。

影響の大きかったカテゴリーに絞って、それを大きなグラフにする(一般的な動きであるような錯覚が生まれます)。

他にもいろいろありますが、とりあえず。


(1月31日追記)
解雇の理由として最も説得力を持っている、赤字が膨らむ企業の決算予想ですが、私は「便乗赤字決算」の可能性を疑っています。経理に詳しい方、修正時に、どういう項目が加わったか、それは赤字を膨らませる、あるいは、赤字に対する抵抗の少ない今期に、負の遺産を処理するために追加されたものでないか、チェックしていただけないでしょうか。(コメント欄も参照ください)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「100年に1度の危機」とか津波とか言い始めた人です。

http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPnTK822019320080804

いろんなところで語ってます。

http://money.cnn.com/2008/09/14/news/economy/greenspan/
http://www.msnbc.msn.com/id/27335454/

麻生首相も年末に使ってたんでしたっけ? きっと流行語大賞です。

で、いつの間にか、ゆるぎない真実になってません?
あくまで、ひとりのじいさんの言葉ですよ。
まあ元非常に偉い立場の人ですけど、詳細な分析を行った上での話とは思えませんが・・・。

で、NYダウの動きです。
http://finance.yahoo.com/echarts?s=%5EDJI#chart1:symbol=^dji;range=1y;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;ohlcvalues=0;logscale=on;source=undefined

「このじいさんが、ネガティブ情報の浸透のために頑張って、株価をより確実に下げた」
という風に言って、 時期的にも何の矛盾もない動きです。
(もちろん、このじいさんの予言がこんなにすぐに当たったみたいな言い方もできます。
が、株価は実際は、ほとんど感情の反映です。影響がなかったと考えることには無理があります。)

株をやる人だったらわかると思いますが、 予知できるのなら、
上がっても下がっても儲ける方法があるんですね。
これほどわかりやすい合図であれば、
考えすぎる人以外は、かなり儲かったはずです。

錬金術の崩壊みたいにいわれていますが、
これで復活できたヘッジファンドなどもあるのではないでしょうか(ここ、あくまで推測)。


今までよく登場していたのが、バフェットおじさんです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88

この人が上がると言ったら上がってました。下がると言ったら下がってました。
「ました」というのは、昨年春以前の話です。

嘘みたいな笑える話を書きますと、
この人は自分でメディアを持っており、一度、彗星衝突のデマを流して、
その日の日本の株価を急落させたことがあります。
時事通信(記憶曖昧)&Yahooニュースが、この馬鹿ニュースを訳して伝えたんですね。

それも、最も影響のある昼休みの時間に。
自分も、友達にこのニュースを伝えたんで(はい馬鹿です)、記憶に残ってます。
その日の株価ニュースには「彗星衝突の話と株価急落を結びつける見方もあるが、その証拠はない」
みたいな記事が出ました。

とにかく、この人の言葉は影響力甚大だったのですが、
株価がそれに従わなくなった時期は、やはり、市場が非常に混乱していたのでしょうか。

グリーンスパンのインパクトのある言葉によって、混乱が収まって(上がるか下がるか見える人には見え始め)、
そろそろ、また、バフェットおじさんの指揮という通常のパターンに戻るのかも知れません。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

実は、「なんだ、大したことなかったな。思ってたより、この不況。」という記事が、

アメリカの広告業界から出始めています。広告業界の動きはだいたい他に先行しますが、さてどうなるでしょう。
http://www.adweek.com/aw/content_display/news/digital/e3ic96aa80f511fb30f1d0cd4313f0dc9c3

でも、私の周囲の雇用環境も今、非常に悪化しているのは事実です。
しかし、これが、意図して大きくされた津波の影響としたら・・・



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

少し話の角度を変えます。

ちょっと古いですが「雇用確保の緊急決議」が国会で全会一致で採択になりました。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090108k0000m010043000c.html

全文の貧弱さに笑えるように、別段本気ではないと思います。

ところで、記事の中に、以下の文があります。
「参院事務局によると、こうした趣旨の決議は86年12月に衆参両院で「雇用の安定に関する決議」が採択されて以来22年ぶり。」

86年12月の決議はこんなものです。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/san60/s60_shiryou/ketsugi/107-12.htm

で、それ以降、労働環境にとってどんなことが起こったか調べてみました。
86~89年の急激な労働分配率の低下です。つまり人件費の抑制。
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/rashinban/pdf/et08_220.pdf
(余分な情報ありますが、資料1をごらんください。)

そのあと上昇しているのは、主に失われた10年という不景気のせいです(企業収益自体がシュリンク)。
アメリカの90年からの急激な景気上昇に対して、日本が同じように立ち上がれなかったのは、
86~89年の賃金抑制が効いているように感じていますが、証拠は今、持ってませんし、

賃金と景気との関連の研究にも、なかなか出会えません(あったら教えてください)。


89年に、日弁連は以下のような決議を出していたりします(少し状況がつかめるでしょうか)。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/hr_res/1989_1.html

ところで、労働分配率に関する報道ですが、2003年以降しばらく、
日本経済新聞は、「労働分配率下げ止まり」報道をしていました。
(分配率が下がり続けた時期にです。見出しに「労働分配率下げ止まり」と大きく書いてあって、
本文を見ると、「そろそろ下げ止まりではないだろうか」みたいな内容になっているという体裁の記事です)

そのあとしばらくして、労働分配率の低さが注目され、労働組合なども引き合いに出すようになりました。

が、最近は、また上昇してきていたからだと思いますが、みんな、言わなくなってきていました。
でも、先にリンクした論文では、「長期均衡水準を下回っている」と書いています(直近は少し高くなっているかも知れませんが)。

結論ですが、不況報道に気をつけないと、その間に、労働者全体が
必要以上の悪条件を受け入れてしまう可能性があるということです。
特に1~2月は、元々消費の低い季節です。決算も赤字を膨らませる操作が可能です。
実際に行われているのに気づいている人も多いでしょう。


セイフティーネットは少し進展するかも知れません。企業の負担になりませんから。
しかし、企業の雇用安定に好影響を与えるような政策が実際に行われるのか、気をつけたいと思っています。


(2月1日午前0時追加)

最後まで、読んでくれてありがとうございます。

マスコミを責めるのは、俺達を責めること。

しかし、マスコミを変えることは、俺達も変えることだ。

だから、責めていかないとね・・・。

でも、ちょっと、遅かった・・・?

でも、諦めるわけには・・・。食っていきたいし。

GDP予測値、すごい数字が出てるけど、

解雇を我慢する企業が格好良く見えるような報道が始まったら、

なんとか早い段階で、挽回できるような気がする。