2008年12月8日月曜日
「反原発」に史上最大のチャンス到来?
今日の日経朝刊の「関西経済特集」。
太陽光発電に力を入れている関西企業は多く、
それにPanasonicも三洋電機を買収して加わろうとしているが、
その特集の中で、
その中心的存在のひとりである太陽光発電技術研究組合の桑野幸徳氏などが、
太陽光発電のコストを30年までには火力発電並みにするという政府目標でなく、
さらに進めて原発並みを狙うみたいなことを言っている。
原発のコストは、非常にごまかされた低コストなのは衆知の事実だが、
しかし、これが原発肯定の大きなよりどころとなっている。
そのごまかしの低コストをターゲットにするという意気込みは、
その1点のみを大騒ぎして支援すれば、非常に面白いのではないだろうか。
自分は「反原発」について、詳しくないので、
非常に甘い発想なのかも知れないし、
もしかしたら既に、挫折したテーマなのかも知れないが、
原発のアホさ加減が衆知の事実となる
今までで最大のチャンスが巡ってきているような気がする。
原発利権などいろんな事情を知らないからだけど・・・
この辺、詳しい方教えていただけないでしょうか。
(もちろん、甘すぎるよ、ということでも)
どう?
ポスターなんかも簡単に考えられそうなんだけど・・・
2008年12月7日日曜日
原発はババ? (ただし与太話)
三菱、東芝、日立。原発関連企業を世界から吸収しまくったけど、実は多くの国では、原発を縮小していく計画があるのではないだろうか。とふと思いましたが・・・(希望も入ってます)
2008年11月27日木曜日
2008年7月22日火曜日
たぶんビジネスチャンス・・・
2008年7月1日火曜日
宗教ってなに?
『娘と話す 宗教ってなに?』(現代企画室)という本を読んだ。
ヒンドゥー教の世界観に興味を覚えた。神と自分との区別もなく、物事に分断はなく、全て幻想で、世界は何度も生まれては消えていく・・・
2008年6月26日木曜日
発泡酒と自殺
予告どおり、ブログつくりました。
自殺を文化的あるいは心情的に捉えたい人たちには、唯物的なアプローチはなかなか理解してもらえないと思いますが、地道にデータなどを提示していきます。
なかなか理解してもらえないだろう割には、リスクの大きいテーマなので、しばらく慎重に生きていきます。
来年には、年間自殺者が2万人くらい(つまり1万人減少)になっていることを願いつつ。
2008年6月22日日曜日
予告
2008年6月19日木曜日
2008年6月8日日曜日
2008年6月4日水曜日
原発大量生産を、誰が決めたんだい?
2008年6月1日日曜日
2008年5月30日金曜日
2008年5月29日木曜日
黒いTシャツと青い人生相談と検索連動広告
Amazonの順位も8万位以下になると、下がる速度が落ちてくる。つまり、その辺には「動きの悪い」本がごっそりあるのだろう。
それで、順位を動かしたい(もちろん上に)欲求にかられて、一昨日から久々に検索連動広告(Gooogle AdwordsとOverture)を出してみた。
前回(発売直後)のときもそうだったが、どうも検索連動広告は、この本の販売に全く影響を与えない。
広告が不出来ということかも知れないが、一番、可能性が高いのが、既に名前を知られている会社の広告でなければ、検索連動広告は怪しいものにしか見えていないということ。
「黒いTシャツと青い人生相談」みたいな本が怪しく見えない紹介は、実際に本を読んでくれた人の感想ぐらいしかないのかも知れない。
ということで、検索連動広告は、あっさりと終了。
2008年5月27日火曜日
で、Amazonのランキング変動の実際
「黒T青人」の場合、最近は1日の間に、6万くらい順位が変動している。
数万位という下位に居る時には、1冊売れるごとに1~2万位上昇し、売れないと1時間ごとに1万位ずつくらいのペースで落ちていく。
もちろん、上にいるほど、1冊売れるごとに上がっていく順位の幅は小さくなる。大雑把に総合すると、1冊売れるごとに順位の数字が20~30%減るという感じだろうか。つまり、100位ぐらいにいると1冊売れれば70~80位くらいに上がる感じ(だったかな?)。
この派手な動きは、かなり興味を引き付ける。気分への影響力も大きい。ということで、落ちてくると、何かしなければいけないような気持ちにもなってくる。検索連動広告を始めなきゃいけないかなと思ったりとか、Amazonの広告枠料金を調べたりとか。
要するに、数字に振り回されている。
冷静に考えると、トップ10に入らない限り、6万位であろうと数千位であろうと、ランキングが影響を与えるということは無いわけだけど・・・
2008年5月25日日曜日
数字はどの程度ドラッグか
Amazonで本を販売していると、どうしてもランキングの数字が気にかかってしまう。
それが今、あまり実感の湧かない大きな数字になっていたとしても、最小の数字の記憶(「黒T青人」の場合、50位くらい)が楔になって、すごくダイナミックな動きのように感じてしまう。
もしもAmazonよりも、ランキング機能が優れたオンライン書店が存在していたら、勢力地図は変わっていたのではないかとも思う。
ランキングだけのことでなく、上下する数字、変化する数字は、かなりの程度感情を動かせるように思う。と書いていると、当たり前のことを書いているように感じてくるけど、数字の力を使いこなしている企業も多いことだろう。
この辺を扱った心理学か神経科学は・・・?
ところで、Yahooが日本でGoogleより強いのは、検索結果に順位の数字が入っているから? ざっと見ると他の国のYahooでは、その数字が有ったり無かったり。有る国では、数字に反応しやすいということだろうか。あるいは、その数字の有り無しがその国でのシェアに影響しているだろうか。
2008年5月22日木曜日
2008年5月20日火曜日
世間はほとんど善人ばかり
2008年5月17日土曜日
「複数の人間で構成された機関」の最大の機能は
ひとりひとりのリスクを低減することなのだと思う。企業であろうとも、政府であろうとも、自治体であろうとも、家族であろうとも。
不遇のメンバーを生み出さないこと。困っている人間をどれだけ助けることができるか。
話は飛ぶが、例えば年金制度が機能しているかどうかの判断基準は、払った金がちゃんと戻ってくるか、ということではないはずだ。正しくは、今、困っている人間(年金の場合、多くは高齢者)をどれだけ救えているか。
家族に話を飛ばしてみると、家族が機能しているかどうかの判断基準は、きっと、今困っている家族のメンバーをどれだけ救えているか。
会社の基準は、社員をどれだけ助けているか。売上げや利潤はそのためにある程度必要であるものかも知れないが、それらが基準であると言い張る人間が居るとは思えない・・・
2008年5月13日火曜日
「Googleを支える技術」
という本は、知識と理解が追いつかなくて、少しずつしか読み進められないのだが、Googleのロジックとそれが強靭になっていることを理解することはできる。
コンピュータ・システム論の多くは組織論と重なっていて、今の企業体の強靭さを理解する上でも役立つ。
それと同時に、サイバネティックスとか、コンピュータとともに発達した認知論を思い出させてくれる。
つまり、このシステムから生まれる(計算)結果は、決定的につまらない。飛躍が全く期待できない。原理的には、脳とかに近いものではなく、全くの機械だ。歯車を無数に組み合わせれば、期待できる種類の回答しか期待できない。精度と強靭さが高まれば高まるほど、つまらなさは完璧になる。
「知識社会」と勘違いして言われている、全くの「機械社会」。あらゆることの機械化。あるいは無脳化。
漠然と語られ続けられている「閉塞感」みたいなものの仕組みは、単純にこんなところではないだろうか。
「自殺」「鬱」「不機嫌」・・・現代のキーワードを、全てこの単純化で片付けたい欲求にかられる。繰り返しになるが、あらゆることの原因は「勢力を強めているシステム(プログラム)が、決定的につまらない回答しか出せないこと。飛躍を全く求めていないというか、飛躍など不可能であること」。
2008年5月9日金曜日
訂正と反省と間違った救済と
Amazonでの在庫補充されず事件の原因は、どうも、Amazonとは関係の無いところでの人為的ミスだったようだ。出版社から、誤った納品番号で納品されたため、倉庫内で行き場が定まらず、単なるあて先不明の荷物になっていたのだ(結局、今日発見)。
まずは、こういうミスを全く想定していなかったことを反省し、いちゃもんをつけたAmazonのご担当者にお詫びします。
で、不明なのは、関連商品が一気に消えた原因。これについては「システムが自動的に作成するリストだから、どうもできない」と、いつもどおりの返事をもらった。
こっちに誤りがあった後に、こういう想定通りの返事をしてくれると、少し救われたような、安心した気持ちになるのは、どうして? そういう、反省の引き算は人として正しくないのは、わかるのだが・・・
なかなかチップのように、できた人間にはなれませんねえ・・・
2008年5月8日木曜日
マシンにやさしい人間になろう?
続・クレームが無意味な理由
2008年5月2日金曜日
クレームが無意味な理由
Amazonに何か質問すると回答はバラバラだし、だいたいは質問にも答えていないし、食い違ったオーダーがいろんな担当者から来たり、依頼を受けて緊急納品したらそれが長期間在庫に反映されないとかあって、それらに対していちいちクレームをメールしてきたのだけど、それが無意味な行為であると悟ったのは、つい先ほど。
最近、クレームをしている最中に虚しい気持ちになる人は多くないだろうか。カスタマーサービスという肩書きでクレームを受けている人々には、何かを改善しようという意思はない。会社は、改善のために彼らを雇っているのではなく、単にクレームを受ける人として雇っている。マネージャーに改善の提案などしたら、困った人間を雇ったと思われるだけだ。また、改善のことについて考えるほど、彼らの労働条件は良くない。そんな時間があったら、寝るほうが彼らのためでもある。
クレームをする俺達も、受ける人たちも、ある意味仲間だ。影響力のない、どうでもいい人間達として。
世界は、俺達とは関係のない別のところで動いている。Amazonで考えると、かなりわかりやすい。Amazonは何かと言えば、利益を稼ぎ続けるそのアルゴリズムと、それを駆動するコンピュータ・プログラムだ。それを改善する役割を担った人間達に届かないクレームは、クレームでさえない。彼らにとっては、遠い世界の人間の発散行為みたいなもので、ほとんどはどうでもいい。取り入れる価値があるクレームは、さらに利益を上げることに役立つ情報を含むクレームだけだ。有用なクレームだけを情報として受け取ればそれでいい。その場でクレーム(システムの不備)に対処することなどは、システムに与える負荷やリスクが高すぎるので、禁止事項になっているはずだ。
何よりも一番重要なのは、今利益を出しているシステムが、そのまま存在し続けること。カスタマーサービスは、クレームを弾き返したり、なだめたりすれば、それが彼らの給与分の仕事だ。システムに関わる天上人に静かに仕事をさせさえすればいい。
クレームをたくさんすることは、天上人以外の人の雇用を促進するかも知れないとも思うが、その前に天上人は、クレームをしにくくなる障害を設置する方法を容易に考えつく。もし、あなたが、Yahooなどに何か文句を言いたくなったら、既に大方はそういう仕組みになっていることに気づくだろう。
システムがあなたに希望しているのは、単に、死ぬまで、使える金を使い尽くすことだけだ。システムの大部分をコンピュータが担えば、感情という障害が無い分システムの意思は強靭になる。
多くの人が古臭いと思っている1984みたいな世界が、今頃、かなり現実のものになった。国内的には格差社会とか、世界的には飢餓とか、それらは全て、この辺とリンクしているはずだ。
これをひっくり返すのは、普通に考えて相当大変だよね。システムは既に、天上人のアホな役回りに気づかない頭の悪い人間を、天上人として揃えるというシステム保守体制を完成させつつあるように見えるし。
2008年5月1日木曜日
2008年4月25日金曜日
教育が最大の反撃ということを頭に置きつつ考えると
当たり前のことばかり書いてと思う人もいるかもしれないが、自分の頭を整理するためなので・・・。
教育は飼いならす方法という見方もあるだろうが、飼いならす教育というのは、それほど簡単なことではない。どう見ても失敗の確率の方が高い。
普通、教育を受けると、いろいろと問題を発見してしまう批判的な傾向の人間が育っていく。
だから問題を発見されたくない人間たちは、多数の人間達の教育の機会を奪い、批判力の育ちが弱そうな、つまりエリートになれさえすれば満足できる人間達を少人数選んで、高度な教育を与えて、自分達の権力を守る社会を継続しようとする。
もちろん、えらく単純な図式にしているわけだし、敵のように想定しているものがあるのかないのかもわからないのだけど、・・・例えば、北朝鮮の飢餓は、大衆に充分な教育を受けさせたくないという権力者の欲望から生まれているものではないか、みたいなことが浮かぶ。教育を受けられない状態の極端なかたちが飢餓状態。
じゃあ、他の地域の飢餓は、似たようなことで起こっているのか?つまり、教育の機会を奪う施策の極端な成功としての飢餓。・・・ほぼ成功みたいなことの枠に入る層は、どれくらいの数になるんだろう?
世界の食糧は量的には足りているというのは、もう常識になっている。じゃあ、ずっと飢餓が増えることはあっても減らずにあり続けるのは、何によってだ?それが強大な権力を持つ誰かの得になることでなければ、こういう状態の維持は難しい。
もしかしたら、まあまあの生活を送れているこの世界を維持したいという、比較的恵まれた俺達の欲望から生まれているもの?強大な権力を持つ誰か=俺達みんな?
俺には思い当たるふしがあるような気もする・・・
(飢餓のことになってしまったので、もうひとつのブログの方にも転載します)
2008年4月24日木曜日
コスト削減の理想的展開
最も重要なのは、
最も利益を上げる仕事を、できるだけ安い賃金に抑えること。
賃金が地位をかなりの程度表すので、つまり、
最も利益を上げる仕事を最も低い地位に固定すること。
その安い賃金で高い利益を生む層の人数を増やすこと。
それ以外の層の人数を減らすこと。
という意思決定ができる人間達だけが、それ以外の層に残り、
自分がどれだけの利益を生んでいるかなど関係なく、
その計画の進行具合を反映した高い賃金を得る。
そして、その力はどんどん肥大していく。
高い利益を生む層に高い賃金を払うような気配を見せた会社は、
即座に圧力を受けて潰されてしまう。
這い上がってこれるのは、
利益を生む力が高ければ賃金が低く抑えられるというしくみに気づいて、
その仕組みをより強固にすることに高い貢献をする人間達。
という大雑把なことには、実際は、なっていないはずだ。
2008年4月22日火曜日
2008年4月21日月曜日
市場の操作があからさまであるとして
パワー(金)無き者たちが、操作を行っている者たちに流れようとする利益の流れを違う方向に向けるには、どうすれば良いのだろうか。
例えば、今月末から3週間に渡っての、株価暴落への操作が予想されるとしたら・・・利益の一部の獲得に徹するなら、単に同調で良いのだろうか・・・しかし、その利益とは、誰の損失だ?
こう考えていくと、市場以外の道を探すほうが重要な気がしてくる。この社会は、本当に市場無しでは成り立たないのだろうか。その思考も実は、操作ではないだろうか。市場の外側とは、どんなことだろうか。・・・そんなものは、やはり無い?
古典的な共産主義と同じことを語っているのだろうか。
しかし、ガルブレイスだって、警告しつつ死んだのだ。市場経済だけでは、大きなパワーがさらに大きくなり続けるしかないことを。もっと、切実な方に近づけて言えば、生まれた家の経済的条件が、その人の人生の決定要因となってしまうということ。
しかし、こんな単純な事実がうやむやになっているのは、どうしてだ?
SUPERFORTRESS
Superfortressの新しいCDが届いた。
まじめにビジネスとして考えることのできる誰かが、早く彼を支えて欲しい。
幾分かマシな機材と、曲をつくる時間とライブの機会と広告への投資を、ちゃんと回収の計算をして行うことのできる誰か。
投資をするだけで産業になり得るアーティストは数多い。足りないのは、アーティストではなく、他人のアートを理解できるプロデューサーとか金持ちだ。
なぜそれらを産業にしなければならないか。マシな産業だからだ(マシでない産業については、また後日。あるいは、新しいブログで)。
金を儲けたいと思う。最近、特に。
2008年4月19日土曜日
気になった絵画(池田歩)
art_icleという無料のアート雑誌を見ていて、気になったのが池田歩という人のこの絵。
ギャラリーのサイトの紹介文には、「 今回も作家は多くを語らない。寡黙な人、画面も前回と同様、静謐だ。テーマを聞くと、『静かな爆発かな?』と少し笑って答えた。」とあった。
「気持ちがわかるよ」と心の中で答えておいた。
ギャラリーの展示は終わっているけど、静かな爆発シリーズの紹介はまだ残っている。違う画廊での2003年の展示作品もネットにあった。的外れな文章が添えられている悪影響を排除しても、今回の作品の方がはるかにいい。
いくらで買えるんだ? 買えないけど。
2008年4月18日金曜日
憲法第九条の終わりの始まりの終わり近く
合理的人間という言葉に、意味はほとんど残っていない
『やばい経済学』。金銭以外のインセンティブの重要性を知らせることに貢献している本。合理的であるかないかの単純な議論が、経済学の世界でもやっと終わりつつあるのは、この本の影響も大きいだろう。
様々な「理」の組み合わせが刻々と揺らぎ続けている存在が人であるという正しい認識が、もっと広まることを切に願う。
そうしたら、世の中はもっと楽になる。